エンドラーズ

エンドラーズとはグッピーの親戚のような小型の魚で、様々なカラーが存在します。一昔前までは割とマイナー種であったエンドラーズですが、近年急激に人気が高まってきました。現在のメダカのように固定が成功したカラーには品種名がつけられ、ブリーダーの間では活発に品種改良がおこなわれています。繁殖も容易なので初心者にお勧めしたい熱帯魚のひとつです。

そんなエンドラーズについて、生態的特徴など詳しく解説していきます。

分類・学名・英名

分類

カダヤシ目カダヤシ科グッピー属

学名

Poeciliawingei

英名

Endler’s livebearer

生息地・分布

中南米

エンドラーズの特徴や生態

形態的特徴

エンドラーズという名前はこの魚をベネズエラの湖から持ち帰った教授である「ジョン・エンドラ」から名づけられました。この教授が湖から持ち帰り、その後市場に出回る際にグッピーとの交雑種が混じってしまったため、純粋なエンドラーズにはなかなか出会うことができません。体長はグッピーよりやや小柄でオスで3cm程度、メスで6cm程度まで成長します。グッピーのような見た目ですが尾ひれはグッピーほど大きくありません。色はカラフルではっきりとしていますがメスは地味です。オスの尾ひれ全体に模様があることは珍しく、基本的にライン状にはっきりとしたメタリックな色が乗ります。色や模様は品種によってさまざまで、同じ品種でも若干個体差があります。野生のエンドラーズは実に個性的で、10回網ですくえば10通りのカラーが入るとも言われています。体色以外ではヒレの形も様々で、中にはボトムソードと呼ばれる尾ひれの一部が突き出ている品種も存在します。ほかにもラウンドテール、ダブルソードなど尾ひれの形も様々です。

一般的に流通している品種は「お年玉」と呼ばれるもので、背びれが白く体には大きなブラックのスポットが入っています。累代をしていくと体色の鮮やかさが失われていくため、親の選定は慎重に行う必要があります。

グッピーなどと容易に交雑してしまうので、系統維持する際には単独飼育が望ましいといわれています。

寿命はメダカやグッピーと同じく2~3年です。

生体的特徴や習性

pH7.5前後の弱アルカリ性の水質を好みます。しかし、適応水質はこれよりも広いので多少酸性に傾いても飼育可能です。水質を弱アルカリ性に傾ける手段としてはサンゴをフィルターに入れるか、エアレーションを強めにかけるなどの方法があります。水温も22~28℃と熱帯魚にしては低温でも適応可能です。増えすぎたエンドラーズを周囲の川や水路に違法に放流する信じられない飼育者も存在するのですが、エンドラーズはその丈夫さゆえしばしば野生化した姿を目にすることができます。これらの野生化した熱帯魚はもともとの日本の生態系を脅かしているので問題視されています。

繁殖は容易で、雌雄の判別も簡単です。オスは前項で書いたように小柄でカラフルな体色をしています。そのほかにも尻ひれが突起のようにとがっているという特徴があります。エンドラーズはグッピーと同じで卵胎生と呼ばれる魚で、メスは卵ではなく稚魚を直接産みおとします。グッピーほど稚魚を捕食しようとはせず、水槽内に隠れ家をたくさん作ってあげれば自然繁殖も可能です。

グッピーとは交雑するのでタンクメイトにするのは避けましょう。美しいひれを保つためにヒレをかじってしまうようなカラシンの仲間や夜行性のプレコとは混泳を控えましょう。温和な魚なので基本的に同じくらいの大きさの魚であればどんな種類の魚ともうまく混泳することができます。

エサは何でもよく食べますが、しっかりとした体を作るためには生き餌をメインにすることが有効です。生き餌としてはブラインシュリンプ、ミジンコ、赤虫などがあります。人工飼料も問題なく食べるのでバランスを見て生き餌を交互に与えることが望ましいです。ブリードを目的にして飼育する場合、生き餌をメインにしたほうが早く成長するので、より多くの稚魚を採取できます。

まとめ

今回はエンドラーズと大まかにご紹介しましたがエンドラーズの種類はたくさんいます。中でも価格がお手頃で綺麗で飼育がしやすいエンドラーズライブベアラ-はメジャー種で人気があります。その他も色々いますのでまた細かくは後に記事にしていきたいと思っています。

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